TAインスツルメントの新しい高荷重DMAと疲労試験装置
アメリカ合衆国デラウェア州ニューカッスル、2017年10月10日 – TAインスツルメントは、新しいElectroForce® DMA 3200を発表いたします。 DMA 3200は、業界トップの疲労試験装置と動的機械分析 (DMA) テクノロジーを単一の機械試験プラットフォームに融合し、比類のない性能を実現しています。
多くの場合、機械的特性は材料のすべての物理特性の中で最も重要な特性として考えられています。 このような機械的特性は、自動車、航空機、医療機器、電子部品、ポリマー、エラストマー、複合材料をはじめとした、ほぼすべての業界における材料やコンポーネントのアプリケーションを理解する上で非常に重要となります。DMAは、幅広い温度、周波数またはひずみの範囲における材料の弾性率とエネルギー損失を定量化します。疲労試験は、材料、コンポーネントまたは機器が振動力や応力を受けた際に、いつ、そしてどのように破壊にいたるかについての情報を提供します。材料の挙動に関するこれらの情報を入手することにより、製品の信頼性の高い性能を保証するとともに、寿命を実証することができます。
新しいDMA 3200の中核にあるのは、特許取得済みの低摩擦ElectroForceモーターです。500Nの荷重により、非常に大きなサイズのサンプルとより高い荷重に対応する幅広いDMA実験を行うことができます。また、高加速と高い信頼性により、数十億の疲労試験サイクルを実行することが可能です。これは、動的機械試験システムにおいて10年間の保証を設けている唯一のモーターです。
TAインスツルメントの社長のTerry Kellyは、「この新しいプラットフォームは、TAインスツルメントのDMAテクノロジーが持つ強みと、Bose Corporationから買収したElectroForceモーターの独自の性能を融合させた非常に素晴らしい製品です。他のベンダーが提供する2種類の機器を組み合わせたとしても、新しい3200が持つDMAと疲労試験性能に匹敵するものはないでしょう。」
ElectroForce DMA 3200システムには様々なファーナスオプションが用意されており、標準サイズや大きなサイズのサンプルに対応するとともに、電気冷却システムを含む複数の冷却オプション、幅広いクランプ、高い柔軟性を備えた直感的かつ包括的なデータ分析機能を備えています。
詳細については、ジュディ・ストークスまでメール (electroforce@tainstruments.com) ) でお問い合わせいただくか、www.tainstruments.com/dma-3200/にアクセスしてください。
TAインスツルメントはWaters Corporation(NYSE: WAT)の子会社であり、熱分析、レオロジー、マイクロカロリメトリーに関する分析装置のトップクラスの製造業者です。アメリカ合衆国デラウェア州のニューカッスルに本社を置き、24か国に支店を展開しています。