TAインスツルメント 新しいDiscovery DMAを発表
米国デラウェア州ニューキャッスル。 2018年2月26日 – TAインスツルメントは、Discoveryシリーズ熱分析装置の新製品Discovery DMA 850ダイナミックメカニカルアナライザーを発表しました。
DMAは、温度、環境、機械的刺激(応力または歪み)が制御された条件下における材料の粘弾性的機械的特性を測定します。 DMAにおいて世界市場をリードする優れた技術を基盤とした新しい計測器では測定の感度と精度をさらに高め、試験の多様性を新たなレベルへと押し上げました。
摩擦のないエアベアリングを採用する唯一のDMAであるDMA 850は、最大0.1 mNの力覚感度と市販DMAで最大となる25mmの連続走行範囲を備えています。 光学式リニアエンコーダが移動範囲全体にわたり安定した高精度の変位測定を保証し、5nmの変位制御を可能にします。
新しいDirectStrain™とインテリジェントオートレンジテストコントロールにより、幅広い温度と剛性に対しても試験時の設定推測を不要のものとし試験を成功に導きます。 ユーザーの役に立つこれらの機能により、いつでも最高のデータを得ることができます。
DMA 850は、ひとつの実験手順の中で装置が持つすべてのコマンドの組み合わせを実行することができる新しい機能を備えています。 この機能には、応力制御と歪み制御の組み合わせ、過渡、振動など複数の測定タイプを一つの試験の中で連続して実施することも含まれています。 この新しい機能により、単一の試験片で一連の測定を完了することも、測定前の試験片に機械的履歴を適用することも可能になります。
すべてのDiscoveryシリーズ熱分析装置と同様、このDMAはTAの強力なTRIOSソフトウェアを使用して計測器の制御とデータ解析を行います。 TRIOSは、TA初となる二つの動作モードを備えています。 DMA Expressは不慣れな利用者や日常的な実験用に設計されたモードです。 DMA Unlimitedはより高度なテスト要件を必要とする利用者向けに設計されたモードです。
DMA 850は、高温炉、相対湿度制御システム、液体窒素を使わずに冷却するTA独自の空冷チラーシステムなど5つの革新的な冷却システムと組み合わせることができます。 また、精度と使いやすさを考慮して個別に設計された30種類以上のサンプルクランプが用意されています。
TA Instruments – Waters Corporation (NYSE:WAT)の子会社 – は、熱分析、レオロジー、マイクロカロリメトリー用分析機器の大手メーカーです。 米国デラウェア州ニューキャッスルに本社を置き24カ国で事業を展開しています。
問い合わせ先:David Bohnsack、プロダクトマネージャー – レオロジー、電話:302-427-1082 または marketing@tainstruments.com
DMA 850