アメリカ合衆国デラウェア州ニューカッスル、2019年4月3日 – TAインスツルメントは、新型のElectroForce® 3300 Series IIIを発表しました。同新型の3300は、疲労、強度、耐久性の特性評価などの材料動的試験において優れた成果を発揮する、強力な性能と柔軟性を備えた装置です。
通常、機械的特性は、材料が持つあらゆる物理特性の中で最も重要な特性であると見なされています。このような機械的特性は、自動車、航空機、医療機器、電子部品、ポリマー、エラストマー、複合材料をはじめとした、ほぼすべての業界における材料やコンポーネントのアプリケーションを理解する上で非常に重要です。疲労試験は、材料、コンポーネント、または機器が振動力や応力を受けた際に、いつ、そしてどのように破壊にいたるかについての情報を提供します。材料の挙動に関するこれらの情報を入手することにより、信頼性の高い製品性能を保証するとともに、寿命を実証することができます。
新しいDMA 3200の中核にあるのが、特許取得済みの低摩擦ElectroForceモーターです。このモーターは1000 Nまたは3000 Nの荷重容量で構成可能であり、制御された広範囲の値の応力またはひずみを最大100 Hzの荷重周波数で提供します。また、高加速と高い信頼性により、数十億の疲労試験サイクルを実行することが可能です。このモーターは、動的機械試験システムにおいて10年間の保証を設けている唯一のモーターです。
Series IIIの装置は、新技術のセンサーと柔軟なフレームデザインを備え、エアベアリングが搭載されています。また、利便性の高い各種機能と環境に合わせたオプションが用意されているため、幅広い試験アプリケーションに最適です。
シニアプロダクトマネージャのTroy Nickelは、次のように述べています。「ElectroForce技術は、材料、コンポーネント、機器に関する有益な情報をより確実に、より短い時間で収集できる高性能、高耐久性を実現した画期的な技術です。3300 Series IIIは、より高い性能と使いやすさを兼ね備えた装置でこのようなメリットを提供するためのさらなる進化です」
TAインスツルメントはWaters Corporation(NYSE: WAT)の子会社であり、熱分析、レオロジー、マイクロカロリメトリーに関する分析装置のトップクラスの製造業者です。アメリカ合衆国デラウェア州のニューカッスルに本社を置き、24か国に支店を展開しています。