製法や貯蔵を最適化することから、口当たりや触覚を完璧にすることまで、データを駆使して消費者が好む商品を開発
TA インスツルメント |Waters社は、お客様の食品検査ラボのために特別に設計されたラボパッケージをご用意しました。これらの機器を組み合わせることにより、お客様のラボは製品の粘度、結晶構造の変化、安定性、質感、包装の選択について最良の洞察を得ることができます。
レオロジーと熱量測定法により食品の特性を完全に評価
以下は、HR 20とDSC 25 Autoの併用がラボにもたらすメリットです:
主な性能指標を定量化することで加工や貯蔵条件を最適化
使用する材料の粘度、粘弾性、熱挙動を測定すると、以下のような疑問に対する洞察を提供できるようになります:
- 注ぎやすい商品になるか?
- 飲みやすさはどうか?
- 加工条件により商品の結晶構造が変化し、うっかり安定性または食感が変化してしまうか?
- 商品が安定していて、分離しないほど弾性は十分か?
- 商品に最適な容器または分注機構は何か?
候補商品の選択を迅速化して時間と経費を節減
レオロジーや熱量法による測定は、商品の安定性、知覚、顧客支持条件に対する洞察を提供します。これらの特性を定量化することで、内部指標を構築して、製品の成功に向けて重要な性能基準を特定し、望ましくない製品を調合段階の早期で除外することが可能になります。
以下に、できるようになることの例をいくつかご紹介します:
- 成分の変更が及ぼす影響を食感、柔軟性、口当たり、クリーミー感などに対して相関付けする
- 低脂肪の食品でも高脂肪のような見た目と味覚であることを確実にする
- 脂肪や油の相転移を正確に特定して、バルクおよび最終商品の食感に対する悪影響を防止する
操作が簡単なアクセサリーのラインアップで、適切な環境で口当たりや特性挙動を測定
当社のトライボロジーアクセサリーは、表面を容易にカスタマイズでき、口当たりや触感と相関する摩擦係数を測定します。これによって、調合候補を迅速に見分けて、最適な商品のみをコストのかかる官能評価パネルに提供することが可能になります。
Discovery Hybrid Rheometerの広範な環境システムやアクセサリーをご利用いただくと、溶液の安定性や材料の挙動特性を、視覚技法(すなわち、顕微鏡、Rheo-Raman、SALS)と同時に、または湿潤圧力環境などの極限条件下で、評価することができます。