ロードフレーム

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ロードフレームを使用して実施される機械的試験では、サンプルの剛性、強度、耐久性の重要な特徴を明らかにできます。多くの場合、サンプルを破壊するまで押すことで、降伏強度、極限強さ、疲労寿命を測定します。材料、サブコンポーネント、最終コンポーネントおよび最終製品を試験サンプルとして試験できます。荷重は、さまざまな荷重プロファイルを備えたリニアモーターによって加えられます。これらのプロファイルは、従来型の「引張試験」などの1回のpush-to-failure（破損するまで押す）もしくはpull-to-failure（破損するまで引っ張る）、疲労を発生させるための反復的荷重、またはクリープ／応力緩和測定のいずれにも設定できます。温度制御された空気中やガス中、あるいは温度制御された液体に浸漬した状態で試験することで、環境影響を評価できます。場合によっては、応力とひずみのさまざまな組み合わせ状態でサンプルの特性評価を実施するために、アキシャルトーション荷重など、より複雑なモードが使用されることがあります。

ロードフレーム試験装置は、柔軟性のある開放的で大きな試験スペースが用意されているため、幅広いサンプルサイズに対応できます。ロードフレーム試験装置は、主なローディング機構としてリニアモーターを活用しており、荷重センサーと変位センサーをサンプルの機械的応答を測定するために活用しています。これらは試験コントローラーとソフトウェアユーザーインターフェースに統合されています。そのためユーザーは、単純なramp-to-failure（破損するまで反らせる）や疲労正弦波から複雑なリアルワールドシミュレーションプロファイルに及ぶさまざまな試験をプログラムできます。アクセサリを追加して、多種のセンサーおよびサンプル把持法を使用してさまざまな環境で検体を評価できます。

ElectroForceロードフレームシリーズの特長として、エレクトロダイナミックリニアモーターが挙げられます。これは、希土類磁石と、材料試験用に最適化され、幅広い周波数にわたってクラス最高の変位を実現する特別に設計された電磁トポロジーとを組み合わせたものです。これらのモーターは、軸受との接触なしで動作し、摩擦のない直線誘導を実現します。これにより、10年間のモーター保証*により裏打ちされた究極の信頼性と、摩擦なしのモーターデザインでのみ実現可能な精密制御が実現されます。ロードフレーム試験装置のElectroForceシリーズは、試験のニーズに合う幅広い荷重 (200 N～15,000 N) と、アクセサリを提供しています。ElectroForceロードフレームは、当社の高荷重DMA製品のプラットフォームとして、粘弾性の材料やコンポーネントの特性評価用にさらに多くの汎用性を提供します。TRIOSデータプロッティング・解析・レポーティングソフトウェアと統合されたWinTest制御ソフトウェアは、1秒未満の試験から6ヶ月以上の試験まで、容易で確実な測定が可能です。
*frictionless linear motorsのみ