アメリカ合衆国デラウェア州ニューキャッスル、2017年3月6日 – TAインスツルメント社は、まったく新しいDiscovery同時示差走査熱量計/熱重量分析計SDT 650を発表しました。
Discovery SDT 650は、感度、ベースライン安定性、温度制御および雰囲気制御においてこれまでにない性能を発揮します。新しいSDT 650は、新たな研究領域を開拓する、モジュレーテッドDSC®、モジュレーテッドTGA™、Hi-Res™ TGAなどのTAの最先端技術を取り入れた最初の同時熱分析DSC/TGAです。SDT 650は、同時熱分析TGA/TGA測定が可能な唯一のシステムです。TA独自のデュアルサンプルモードは、2つのサンプルで独立したTGA測定を行います。この新機能は実験の生産性を効果的に倍増させます。
同時熱分析DSC/TGAは、時間と温度の関数としてのエネルギーの変化を測定すると同時に、サンプルの重量変化を同時に正確に測定します。周囲温度から1500℃までの温度範囲では、研究および生産管理環境の両方に優れているSDT 650で多種多様な材料を評価することができます。
TAインスツルメントの社長であるTerry Kelly氏は次のようにコメントしています。「今までこれほどまでに多くの機能を単一の装置に集約したことはありません。これらには、最も正確で精緻なヒートフローおよび重量測定、高度な技術、そして非常に強力な自動化が含まれます。TAは2016年にこの新しいDiscoveryシリーズのプラットフォームを導入しましたが、すでに数百ものお客様が「今までこれほど容易に優れたデータを得られたことはない」と認めています。新しいDiscovery SDT 650は余裕を持ってあらゆる熱分析実験に対して最も生産的なものになると思います。
SDT 650には、TAの水平デュアルビーム熱バランスおよび革新的なクイックコネクトビーム設計が標準装備されており、使いやすさと最大限の稼働時間を保証します。
30ポジションのリニアオートサンプラーもオプションで利用できます。この設計は堅牢であり、最大限の生産性を実現できるように図られているため、ユーザーはスケジュールされた自動による実験、較正、検証を最大限の信頼性を持って実行できます。Discovery SDT 650は、新しいアプリ形式のタッチスクリーンおよび強力な新しいTRIOSソフトウェアを含む、新しいDiscovery シリーズに共通する重要な革新的な機能を多数搭載しています。
TAインスツルメントはWaters Corporation(NYSE: WAT)の子会社であり、熱分析、レオロジー、マイクロカロリメトリーに関する分析装置のトップクラスの製造業者です。アメリカ合衆国デラウェア州のニューキャッスルに本社を置き、26か国に支店を展開しています。
連絡先:Ed Moriarty(国際マーケティング担当ディレクター)、302-427-1033またはmarketing@tainstruments.com
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