新しい空気冷却システムモデルは、独自の気流冷却システムで、液体窒素を利用しない低温試験機能を提供します。ACS-2およびACS-3の二つのモデルは多重段階のカスケードコンプレッサー設計を採用し、冷媒としては代替フロンガスを用いており、コンプレッサーから供給される空気(0.55-0.6 MPa, 120 L/min相当)が冷却されます。ACS-2およびACS-3は、-55℃および-100℃の低温でFCOの運用が可能です。冷却システムによって、液体窒素の使用と実験室の関連する危険性を減らし、投資収益率を改善できます。
機能と利点
- 優れた投資利益率( ROI)。液体窒素にかかる経常的な費用はかからず、2、3年で資金を回収可能です*(実験の要件により異なります)。
- 無制限に冷却ガスが供給されるため、実験中に冷却ガスが切れることはありません。
- 使用されないタンク内でのボイルオフにより、液体窒素廃棄物が発生することはありません。
- 室温以下での試験をいつでも実施できます。
- 安全上の懸念を払拭します:
- 窒素ガスの過剰供給による窒息のおそれはありません。
- 重い液体窒素タンクを運搬する必要はありません。
- フロンガス不使用。
- LN2(液体窒素)の利用が制限されている、または利用できない研究所向けに低温冷却システムを提供します。
- 低騒音かつ高耐久のコンプレッサーを搭載しています。
- 液体窒素を使用するシステムに比べて設置面積が小さいため、研究所のスペースを確保することができます。
* ROIは、LN2オプションに相当する当初資本支出と、タンク単価$125の120リッタータンクを週1本消費した場合の推定LN2使用量を比較した結果をに基づいて算出されたものです。