この新しいトライボレオメトリアクセサリによって、非常に幅広い工業条件の下での摩擦および摩耗を直接的に測定できます。システムは新しいすべての機能をARES-G2回転剪断レオメーターに追加するため、モジュール式の標準ジオメトリと新しいジオメトリを採用しています。2つの固体表面の摩擦係数は複数の乾燥および潤滑の条件と接触プロファイルで測定できます。革新的な自己調整設計によって、使いやすい、迅速に取り付け可能なアクセサリにおける固体間接触面の均一性を確実にします。トライボロジーの実験は、ARES-G2の優れた速度制御、個別のトルク測定、フォースリバランストランスデューサーの卓越したノーマルフォースの正確度と安定性から恩恵を受けます。
高度なTRIOSソフトウェアが直接実験を制御し、結果を計算します。測定対象には摩擦係数 (μ)、荷重 (FL)、摩擦力 (FF)、ガンベル数 (Gu) が含まれます。これらはストライベック曲線の作成、静止摩擦力測定、または、温度、接触力、運動の組み合わせの調査に使用できます。
特長とメリット:
- アドバンストペルチェシステム (APS) およびフォースコンベクションオーブン (FCO) に対応
- 物体の摩耗と摩擦係数を乾燥条件または潤滑条件で評価
- 独自の自己調整設計で固体間接触を最適化
- モジュール式ジオメトリのセットが幅広い接触プロファイルを提供
- 基板をカスタマイズするための相互交換可能な部品
- ソフトウェアによる適切な摩擦パラメーターの自動計算
- 取り付けと取り外しが容易
| 温度範囲 | 最大荷重 | 最大滑り速度 | ||
| APS | FCO | |||
| リングオンプレート | -10oCから 150oC | -150oC から180oC | 20N | 4.5m/s |
| ボールオンスリープレート | -10oCから 150oC | -150oCから350oC | 28N | 2.7m/s |
| ボールオンスリーボール | -10oCから150oC | -150oCから 350oC | 24N | 2.3m/s |
| スリーボールオンプレート | -10oCから150oC | -150oCから 180oC | 20N | 4.5m/s |
-10oC to 150oC
PVCプレート上のステンレス製リング：付属の図はステンレス製リングとシリコンオイルを注油したPVCプレートの摩擦係数を示しています。表面間の滑り速度が増すにつれて、最初は摩擦係数が減少しますが、その後は軸方向の荷重に著しく依存して規則的な増加を示します。初期の摩擦係数の減少はシリコンオイルを注油した影響によるものですが、滑り速度が増した状態で摩擦が増加したことは、流体抗力が摩擦効果を支配するストライベック曲線の境界潤滑領域に差し掛かっていることを示唆します。
