バッテリーサイクラーマイクロカロリメータソリューション
バッテリーサイクラーマイクロカロリメータソリューションは、TA InstrumentのTAM IV等温マイクロカロリメータとBioLogicの VSP 300 ポテンショスタットを統合しています。このシステムは、バッテリーカロリメトリーにおいて最も複雑で労力を要する面を合理化し、この技術のパフォーマンスと実用性を向上させます。
バッテリーサイクラーマイクロカロリメータソリューションは、TA InstrumentのTAM IV等温マイクロカロリメータとBioLogicの VSP 300 ポテンショスタットを統合しています。このシステムは、バッテリーカロリメトリーにおいて最も複雑で労力を要する面を合理化し、この技術のパフォーマンスと実用性を向上させます。
故障に達するまでバッテリーをサイクルさせることは時間的に負担がかかり、新規のバッテリー化学を開発する鍵となるデータの分析が遅れます。継続する課題の1つは、リチウムイオンバッテリーの性能と寿命に大きく影響し得る寄生反応の作用を定義することです。
等温マイクロカロリメトリーは、電解質添加剤や添加剤の組み合わせがリチウムイオンバッテリー電池で発生する寄生反応に及ぼす影響を充電状態の関数として決定する簡単な手法です。本研究では、12台のマイクロカロリメータ―を備えた高分解能TAMマイクロカロリメータ―を使用して、電解質添加剤の濃度だけが異なるリチウムイオンバッテリーの熱流を測定し、定量的に比較しました。
このノートの目的は、バッテリーの研究開発および品質管理における等温マイクロカロリメトリーの概要を示した上で、等温マイクロカロリメトリーの多機能性を例証し、等温マイクロカロリメトリーの可能性に対する考え方を示すことです。