環境試験チャンバー (ETCオーブン)

環境テストチャンバー (ETC)

ETCは高温Smart Swap™アクセサリであり、放射および対流加熱の組み合わせを採用し、温度範囲は-160 °C～600 °C、加熱速度は最大60 °C/分です。 ハイブリッド温度制御設計により、760 °Cの連続範囲で迅速な応答と温度安定性を実現します。ETCはポリマーアプリケーションに非常に人気があるオプションであり、並行プレート、コーンおよびプレート、使い捨てプレート、固体用の長方形トーションおよびDMAクランプ、ならびに伸長粘度測定用のSER3に使用できます。試験できる通常の材料には、熱可塑性物質、熱硬化性物質、エラストマー、コーク、接着剤、固体ポリマー、アスファルトバインダー、オイル、グリースがあります。

ETCテクノロジー

Smart Swap™ ETCはクラムシェル設計です。オーブンの各部分には、セラミック製断熱ブロックで囲まれた電気放射加熱素子が含まれています。空気または窒素ガスが加熱コイルへ向かうガスフローによって、パージリングを通して供給され、対流によって熱を伝達します。室温未満の試験では、気体の窒素と液体の窒素は両方ともパージリングを通して供給されます。冷却が必要なときにだけ気体の窒素から液体窒素に切り替えることで、液体窒素の使用を最低限に維持します。温度センサーはオーブン内と、下部プレートの下の両方で、温度を測定、制御するために使用されます。ETCにはチャンバーの右側にあるカメラブロックを通して取り付けられるカメラビューアのオプションが付属しています。カメラオプションは複数の光源、リモートフォーカスを特徴とし、温度範囲全体で利用できます。ストリーミングビデオおよびイメージキャプチャのソフトウェアと連携して使用されるリアルタイムのイメージをソフトウェアで表示できます。イメージはその後見るために各データポイントと共に保存されます。ETCカメラビューアはデータの確認に理想的なツールです。

ETCジオメトリアクセサリキット

ETCはSER2汎用試験プラットフォームで熱可塑性物質、ゴム、熱硬化性物質、その他の硬化システム、固体ポリマー、粘着剤、アスファルトバインダー、伸長粘度について構成された5つの標準ジオメトリアクセサリキットを特徴としています。また、さまざまな直径と円錐角を備えたステンレス鋼、幅広い使い捨てプレートを入手して、温度システムを補完できます。キットには自動的に認識され、使用のために構成される特許取得済みSmart Swap™ ジオメトリが付いています。

空気冷却システム (ACS-3)

新しい空気冷却システム (ACS-3) は、独自の気流冷却システムであり、最低温度-85 °Cまで、環境テストチャンバーの温度制御を可能にします。3段階のカスケードコンプレッサー設計を備えたACS-3は、液体窒素を利用せず、冷媒として圧縮空気 (7 bar、200 L/ min) を利用して、低温環境制御を可能にします。ACS-3によって、液体窒素の使用と、実験室の関連する危険性を減らし、投資収益率を改善できます。