モジュラー顕微鏡アクセサリ (MMA)
モジュラー顕微鏡アクセサリ (MMA) により、Discovery Hybrid Rheometerで同時レオロジー測定による完全なフローの可視化を実現します (逆回転を含む)。高解像度カメラが、最大100倍拡大する業界標準の顕微鏡対物レンズと組み合わせて最大90 fpsで画像を収集します。選択的な照射または蛍光顕微鏡のために、青色LEDからの光を交差偏光子または二色性スプリッターと組み合わせることができます。
技術
MMAはDiscovery Hybrid Rheometerに直接取り付けられ、追加のスタンド、リフト、その他のサポートは不要です。これにより、システムがシンプルになり、画像品質を損なう外部の振動やその他の環境干渉源から効果的に分離できます。高精度x-y-zマイクロメーターポジショニングシステムにより、顕微鏡の視野をサンプル中の任意の場所に置くことができます。これにより、回転軸からサンプルの端まで、任意の位置でフローの同質性の調査が可能になります。高精度の深さプロフィル分析が光学ピエゾ走査システムにより可能になります。この高精度な原理によって、0.1 mmもの小さい刻みで、100 µmの範囲にわたる定量的深さプロフィル分析で、焦点面の深さをソフトウェア制御により調整できます。MMAは-20 °C~100 °Cの温度制御について、上部加熱プレート (UHP) に対応します。
逆回転:滞留面顕微鏡
高い剪断速度のフローが存在する状態で物質を可視化するとき、分析対象の部分は視野を超えて高速で移動するため、サンプルの剪断による変化を観察するために利用できる時間には限度があります。MMAで利用できるオプションの逆回転ストレージは下部ガラスプレートを上部プレートの逆方向に一定速度で回転させます。これにより、速度ゼロの滞留面ができ、カメラに対して流体が停止し、実験を通して視野が固定されます。ギャップ中の速度ゼロ面の場所は、サンプルにおける実効剪断速度を変化させることなく、上部プレートと下部プレートの速度を変化させることで制御できます。この逆回転システムは、Smart Swap™ のアクセサリであり、いつでも追加できます。
交差偏光子 | 付属 |
蛍光二色性スプリッター | オプション |
逆回転 | Smart Swap™システム(オプション) |
ピエゾ走査機構 | 100 µm移動(オプション) |
ビデオおよび画像キャプチャ | ソフトウェア制御、データファイル統合 |
視界 | 320 mm x 240 mm(20倍) |
照明 | ブルーライトLED |
画像キャプチャ | 640 x 480ピクセル、90 fps |
温度範囲(UHPあり) | -20°C~100°C |
ジオメトリ | 最大直径40 mmのプレートとコーン |
機能と利点
- 迅速な設置のためのSmart Swap™技術
- Discovery Hybrid Rheometerにおける滞留面イメージングに利用可能
- 高分解能、高フレームレート画像収集
- 上部プレート (UHP) による効果的な温度制御
- アクティブ温度制御によるサンプル温度の直接測定
- 中央、端、または中間半径など、測定場所の任意の位置にビジュアルアクセス
- オプションの交差偏光、蛍光、高精度厚さプロファイル
- 幅広い市販の対物レンズから選択可能