4回に渡って行われる熱分析ウェビナーシリーズは、熱重量分析に関連して、計測、キャリブレーション、メンテナンス、実験計画の基礎について学べるように作られています。各ウェビナーは60分で、最後の10分間は質疑応答を行います。このシリーズの4回すべてのウェビナーをご視聴いただいた方々には、修了証が授与されます。
分解能の改善に関する高度な手法
ウェビナーシリーズ「熱分析(TGA)の実践的アプローチ」の第2回では、Yash Adhiaが複雑なTGAプロファイルの分解能の改善方法を解説するほか、HiRes® TGAおよび段階的等温TGAを紹介します。
TGAを用いた反応速度測定
ウェビナーシリーズ「熱分析(TGA)の実践的アプローチ」の第3回では、Andre Levchenkoが、TGAを用いて分解反応の活性化エネルギーを測定する方法について解説します。
高度ガス分析:TGA – MS(熱重量分析 – 質量分析)
ウェビナーシリーズ「熱分析(TGA)の実践的アプローチ」の最終回では、James Browneが、熱重量分析と質量分析を組み合わせた手法を紹介します。特別ゲストにMKS InstrumentsのJacques LaBrosse氏をお迎えし、専門的な知見を紹介していただきます。
5回に渡って行われる熱分析ウェビナーシリーズは、示差走査熱量測定に関連して、計測、キャリブレーション、メンテナンス、実験計画の基礎について学べるように作られています。各ウェビナーは60分で、最後の10分間は質疑応答を行います。
示差走査熱量測定(DSC)の紹介
5回シリーズでお届けする実践的アプローチによるのウェビナーの第1回では、Kadine Mohomed博士がDSC分析を開始するためのキーコンセプトを紹介します。
DSCキャリブレーションと検証のステップ式ガイド
実践的アプローチによるウェビナーの第2回は、DSCキャリブレーションと熱流ベースラインの検証について、Kadine Mohomed博士が解説します。
一般的なDSCアプリケーションの実験条件の最適化
実践的アプローチによるウェビナーの第3回は、Kadine Mohomed博士が一般的なDSCアプリケーションの試験方法開発のアプローチについて教示します。
モジュール型DSC (Modulated DSC®)の紹介
実践的アプローチによるウェブナーセミナーの最終回となる第5回は、James Browneの司会により、モジュール型DSC (MDSC)の概要についてディスカッションを行います。
講師について
Dr. Kadine Mohomed
Dr. Kadine Mohomed博士 南フロリダ大学の材料化学科で博士号を取得。博士論文では、生体埋込グル
コースセンサー向けの生物適合性の高分子被膜の開発および熱特性をテーマとしている。2006年、熱分析・微量熱量分析アプリケーションエンジニアとしてTA Instrumentsに入社し、2014年には、アプリケーションラボのマネージャーに就任。Mohomed博士が率いるアプリケーションエンジニアチームは、サンプル/データ分析や全般的な製品サポートでお客様を支援し、栄えある賞に輝いたTA Instrumentsのサポートとサービスネットワークを強力にバックアップしている。
Yash Adhia
Yash Adhia TA Instrumentsでアプリケーションエンジニアとしてサーマル製品シリーズのサポートを務める。TA Instruments入社前に、ミシガン大学アナーバー校の高分子科学・工学科で修士号を取得。大学院では、熱、機構、光学的方法を使用し、小分子の自己組織化から生成されるゲル、および高分子添加物との相互反応の研究と特性分析に取り組む。インド・ムンバイ化学技術研究所の表面コーティングテクノロジーで学士号を取得。大学では、DSCを使用したエポキシ樹脂の硬化速度の研究に従事した。大学および大学院の在学中、ムンバイのAsian Paints India LtdとアナーバーのINOS Technologiesでインターンとして実務研修を受ける機会に恵まれ、光硬化型コーティング剤の形成と特性分析、そして陰圧閉鎖療法の研究に取り組んだ。
James Browne
James Browne 分析化学の分野で30年以上の実績を持つ。応用科学者として8年間、TA Instrumentsに勤務している。TAに入社する前は、ポリオレフィンのトップメーカーで研究化学者として従事。ビジネスサ
ポートを担当した。専門分野は、熱分析、赤外分光法、赤外顕微分光法、クロマトグラフィー、NMR、顕微鏡検査学。ペンシルベニア州フィラデルフィアのドレクセル大学の化学学科で学士号を取得している。
Dr. Andre Levchenko
Andre A. Levchenko博士は、応用科学者として3年間TA Instrumentsに勤務しています。TA Instrumentsに入社する前は、熱分析および熱量測定の専門家として分析機器企業や研究機関に在籍していました。Andre博士は、ロシア科学アカデミーにて、凝縮系物理学の液晶高分子に関する研究で博士号を取得しています。博士号の取得後、ロシア連邦大統領奨学金を得て、カリフォルニア大学デービス校にて材料科学の研究を継続しました。博士論文執筆の傍らドイツのマインツおよびドレスデンのマックスプランク高分子研究所に勤務したほか、カリフォルニア大学デービス校のピーター・A・ロック熱化学研究所にて研究員として勤務した経験もあります。これまでに、査読付きの学術雑誌に30以上の論文を発表しています。