TA Instrumentsは新しいTRIOS AutoPilotソフトウェアにより、ラボの自動熱分析ワークフローをサポート
ソフトウェアは材料科学ワークフローを自動化し標準化して、熱分析測定の効率を高め、製品品質を保証しリスクを軽減します
ニュース概要:
- TAの熱分析製品ライン向けの最初のソフトウェアであり、標準の操作手順を自動化することでお客様が時間と資金を節約できます。
- 製品開発や品質管理に関する分析測定プロセスを簡素化することで、ラボの効率化を促進しリスクを軽減します。
- TRIOSは熱分析SOPsの作成や実行、および面倒な反復作業に費やした時間を25%節約できます。
デラウェア州ニューキャッスル – 2021年6月29日 – Waters Corporation (NYSE:WAT)は、その子会社TA Instrumentsの熱分析製品ライン用TRIOS AutoPilotソフトウェアを発表しました。このソフトウェアにより、TAの熱分析装置を使用するラボスタッフが、ルーチンで合理化された標準操作手順(SOPs)を最大25%速く作成することが可能になり、また、生産性のを妨げたり、材料性能評価やバッチごとの製品品質評価に使用する熱分析測定の一貫性を損なう可能性のある転記エラーを避けることができます。
「信頼性があり高精度の分析機器についで、最新の使いやすい機器ソフトウェアが、科学的創造性と生産性を解き放つ鍵となります」と、Waters CorporationのTA Instruments事業部、シニアバイスプレジデント、Jianging Bennett氏は述べ、次のように続けました。「ラボと生産環境のどちらでも、TRIOS AutoPilotソフトウェアは一貫した熱分析データをより速く取得するための新しいレベルの簡易さをお客様に提供し、オペレーターがサンプルを適切に測定するためのトレーニングと再トレーニングに関連するコストを削減します。」
TA Instrumentsの熱分析装置とレオメーターで新たに利用できるようになったプレミアム機能として、TRIOS AutoPilotソフトウェアのOneTouchインターフェースは、ビデオとテキストのプロンプトでオペレーターをガイドし、測定結果を取得するプロセスを簡易化します。ソフトウェアには、サンプルローディング、、装置のキャリブレーションおよび検証、データファイルを初期化し、ラボ情報管理システム(LIMS)へのエクスポートなど、多くの一般的な手順を自動化するための、事前に作成された包括的な一連のスクリプトが付属しています。
TRIOS AutoPilotはContinentalR&Dの手法に適応 – スピードと速度と柔軟性を備えています
ドイツ、ハノーバー市にあるContinental Reifen Deutschland GmbHのR&Dラボでは、乗用車やトラックのタイヤおよび市販の特殊タイヤのシリアル化合物に発展する可能性のある、新しい実験用ゴム化合物の特性評価のためのラボテスト方法を開発し実施しています。Dr.Hagen Schoenfeld (Continental テスト方法開発および産業化部門マネージャー)は新素材のテスト方法の開発と、そのテスト方法を考えられるあらゆる種類の装置とあらゆる種類の独自のソフトウを備えた一般的な設備のある会社のラボへの移行と担当しています。
「個人的には、装置のソフトウェアがどのように機能するのか詳細を知る必要はないと思います」とShoenfeld氏は述べ、次のように続けました。「R&Dでは、テストと測定の創造性を柔軟に発揮しながら、より速く作業できるソフトウェアに関心があります」
Continental、テスト方法開発のシニアサイエンティスト、Dr.Juergen TschimmelはTRIOS AutopilotとTA Instrumentsがどのように機能するか体験しています。「TRIOS Autopilotは私たちが研究開発関連の疑問に取り組むための柔軟性を最大限に高め、ソフトウェアのOneTouch機能により安全かつシンプルで、オペレーターに依存しない実行が保証されます、」と述べ、次のように言い添えています。「TAは実装プロセスを通して、素晴らしい支援と協力を提供してくれました。」
どんなタスクでも容易に構成可能なスクリプト
TRIOS AutoPilotはGoogleのビジュアル・プログラミング・インターフェースであるBlocklyに基づく最初の熱分析ソフトウェアです。Blockyはオープンソースのソフトウェアで。オペレーターが直観的にカスタムスクリプトを作成でき、高いレベルのプログラミング言語を習得しなくても、熱分析アプリケーション用のスクリプトを構成できます。これにより、ラボではより経験豊かなオペレーターの組織的な知識と共に記述されたSOPsをキャプチャーし、それを企業全体で共有できるスクリプトにコード化できるようになります。
21CFRPart11などの規制上の要件に確実に準拠するために、TRIOS AutoPilotソフトウェアは監査証跡と電子署名付のデータインテグリティオプションを備えています。
TRIOS AutoPilotソフトウェアはTA Instrumentsにより世界中で利用できるようになりました。
TA Instruments事業部について
TA Instrumentsは、Waters Corporationの子会社であり、熱分析、レオロジー、マイクロカロリメトリーに関する分析装置のトップクラスの製造業者です。アメリカ合衆国デラウェア州のニューキャッスルに本社を置き、24ヵ国に支店を展開しています。
Waters Corporationについて
Waters Corporation (NYSE:WAT)は特殊測定装置の分野における世界有数の企業であり、生命、材料、食品科学、環境に貢献するクロマトグラフィー、質量分光分析、熱分析の革新技術を60年以上にわたり他に先駆けて開発しています。同社は世界中に約7,400人の従業員を擁し、14拠点の製造施設を含む35ヵ国で事業を展開し、100ヵ国以上にて製品を販売しています。
連絡先:
Brian J. Murphy
PR Manager, Corporate Communications
Waters Corporation
brian_j_murphy@waters.com
+1 508-482-2614