アメリカ合衆国デラウェア州ニューカッスル、2016年9月30日 – TA Instrumentsとフェリス州立大学国立エラストマー研究所は本日、研究開発における提携を発表しました。この提携は、先進的な研究コンセプトを支援し、現代のゴム産業が直面している課題に対して革新的なソリューションを提案することを目的としています。
TA Instrumentsとの提携について、フェリス州立大学プラスチック・ゴム工学技術課程のMarc Guske准教授は次のように述べています。「本学のゴム関連のカリキュラムや授業に、TA Instrumentsの高度な材料特性評価装置と専門的な知見を導入することができ嬉しく思います。TA Instrumentsの製品および同社の物理試験やレオロジー分野における知見を活用することで、教育レベルを引き上げられるだけでなく、産業界および学術界の研究環境も改善できます」
提携の一環としてTAは、フェリス州立大学における高度な材料特性評価手法の研究開発を支援するため、RPA eliteゴム加工試験装置とサンプルカッターを無償提供しました。同大学は、レオロジー測定を利用して原料ポリマーおよび充填系配合物の特性を評価する研究に注力していきます。これらの物質の線形/非線形粘弾性は、加工可能性と最終的なゴム製品の性能を左右する重要な要素です。今回の提携では、学生を対象に、ラボ環境での化学トレーニングコースも提供します。
TA Instrumentsのゴム事業開発マネージャーを務めるThomas Raushmannは次のように述べています。「フェリス州立大学と提携することができ非常に嬉しく思います。同大学との提携は民間企業と学術界との提携の礎となり、ゴム産業が直面している問題の理解を深めるとともに、そうした問題に対する直接的な解決策を開発できるようになるでしょう」
現在、TA Instrumentsとフェリス州立大学は、ゴムの配合およびポリマーやエラストマーの特性評価に特化したセミナーやワークショップシリーズの第1弾を計画中です。セミナーシリーズの第1弾は、今年中に公開される予定です。
TA InstrumentsはWaters Corporation(NYSE:WAT)の子会社であり、熱分析、レオロジー、マイクロカロリメトリーに関する分析装置のトップクラスの製造業者です。アメリカ合衆国デラウェア州のニューカッスルに本社を置き、24か国に支店を展開しています。
連絡先:Ed Moriarty(国際マーケティング担当ディレクター)。電話(+1.302.427.1033)。